なつっこ(桃)

なつっこ(桃)とは

1987年(昭和62年)に長野県果樹試験場(須坂市)において、「川中島白桃」に「あかつき」を交配し、その実生から選抜育成された桃で、1997年に登録申請、2000年に品種登録されました。

出願時の名称は「あじわい」、出願公表時には「麗峰」となり、最終的には「なつっこ」で品種登録されました。

【特徴】

果肉は乳白色で酸味は少なく甘みが強いのが特徴で、果肉はしっかりとしていて、熟してもあまり柔らかくなりすぎず、比較的日持ちか良いのも特徴です。

※硬くて甘い桃の皮切りになるともいえる品種です

 

 「桃には果肉が柔らかくて美味しい品種とあまり柔らかくならずに硬くても美味しい品種がある」

硬い桃と聞くと「まだ熟してないのでは?」と思う人もいるかも、知れませんが、桃は品種によって完熟した時の硬さが違うんです。店頭で見かけることが多い、いわいる「やわらかい桃」は未熟の状態で収穫し、その後追熟させることで柔らかくなる品種です。一方、硬くても甘い桃は、完熟しても硬いままの品種なのでそのままでも美味しくいただけます。

では、どうやって見分ければいいのでしょうか?

①シーズンで見分ける

桃は品種によって出回る時期が異なるため産地にもよりますが、果肉の柔らかい桃は7月上旬から下旬にかけて出回ります。

一方で果肉の硬めの桃は7月下旬ころからシーズン終盤にかけた晩成の品種になるにつれてシーズンを迎えます。

②品種で見分ける

桃は大きく分けて「白鳳系」と「白桃系」に分類されます。シーズンの初めに出回るのは「白鳳系」で、硬い桃は「白桃系」に多い。「白鳳系」は皮の赤みが強く果肉が白と赤いのコントラストが華やかな見た目。「白桃系」の品種は、果肉が白く、「白鳳系」に比べて大玉なのが特徴です。

【硬い桃の代表的な品種】

 「川中島白桃」「あかつき」「なつっこ」「暁星(ぎょうせい)」「まどか」「おどろき」「さくら白桃」「幸茜」など...

旬のカレンダー

7月 8月

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