長崎茂木びわ

長崎茂木びわとは

びわは寒さに弱い果樹なので、幼果が低温によって枯死して しまうこともあります。そのため露地栽培に適するのは、 冬の気候が温暖で寒気の溜まりにくい南向きの斜面という 限られた地域。一年を温暖な気候に恵まれた長崎は、まさにびわ栽培にうってつけの場所なのです。

また、最近では寒害から幼果を守るため、ハウスでの 栽培も積極的に取り組まれるようになりました。

びわは他の果物と違って、花が咲くのは冬。
実はとてもデリケートで傷付きやすく、春先には一房ずつ丁寧に袋掛けして、収穫まで大切に育てられます。山の急斜面の園地ですが、袋掛けなどの作業は一つ一つ生産者さんの手作業で行われています。

大昔からびわの野生種は日本に自生していましたが、 本格的に栽培されるようになったのは江戸時代末期のこと。
今から170年くらい前の天保・弘北のころ、長崎で女中奉公 していた三浦汐シオが長崎出島から唐びわの種を持ち帰り、 郷里(現在の長崎市北浦町)に播いたのが始まりとされています。
このびわが茂木種となって、びわ栽培が広まったのです。

びわは寒さに弱いため、ご自宅では常温の保存がおススメです。

食べる1時間ほど前に冷蔵庫に入れて冷やすと、上品な甘みがより一層強く味わえます。

旬のカレンダー

4月 5月 6月

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