貴陽(きよう)

貴陽プラムとは

貴陽は山梨県で誕生したスモモです。中巨摩郡の高石鷹雄氏が「太陽」を自然交配させて育成し、1996年(平成8年)に品種登録されました。登録時は、母親は「太陽」で花粉親は「不明」となっていましたが、のちのDNAマーカーによる親子鑑定より、花粉親は「小松」と推定されています。

果皮は完熟すると紫がかった紅色になり、重さ200g程度と大きく、中には300gを超す大玉もあります。熟すと同心円状のヒビのような輪紋が出やすいのも特徴のひとつです。果肉は黄淡色で甘みが強くて酸味とのバランスも良く、果汁も豊富。香りは少ないですが、ジューシーで濃厚な味わいです。

 【美味しい貴陽の見分け方】

①お尻の部分(枝が付いていたほう)の渦のような輪紋が入っている

②貴陽表面の部分に「雲紋」が入っている。

③ブルームが付いている

【まめ知識】

・平成24年7月24日、世界一重いスモモとして山梨県南アルプス産「貴陽」 がギネスブックに認定されました。

その1個の重さは323.77gとなっています。一般的な桃でもやや大きめな16玉サイズほどにあたります。

・貴陽は受粉成功率が低く、雨にあたると実が破裂してしまい商品にならないため、実に傘をかけたり、棚の上空にテントを張ったりするなど手間がかかる上、栽培が難しい為、高級品種として栽培されている。

旬のカレンダー

7月 8月