輝太郎柿
輝太郎柿とは
輝太郎柿は、鳥取県園芸試験場河原試験地において、早生の甘柿の育成をめざ し、1994年(平成6年)より様々な交配が行われ、その中から選抜育成された品種で、元になった品種は、母に「宗田早生」、花粉親に「甘秋」とされました。
鳥取県オリジナル品種として2009年(平成21年)に登録出願、2010年(平成22 年)に品種登録され、2012年(平成24年)に中国地方や関西の市場での試験販売が行われた比較的新しく登場した柿です。
しかし、その後2016年に同試験場職員が発表した学術論文により、 花粉親に使 用されたのは「甘秋」ではなく、国立研究開発法人農研機構が育成し、育種での使用が禁じられていた「安芸津 14号」であったことが判明。これにより、輝太郎柿に対する権利は鳥取県と農研機構が共有することとなり、鳥取県以外の地域でも栽培が可能となるようです。
【輝太郎柿の特徴 】
早生の甘柿の品種で、9月下旬から収穫することができ、この時期に味わえる品種のなかでは、 大玉で糖度が高いのが特徴です。
名前の由来は鳥取県が「ゲゲゲの鬼太郎」の作者である水木しげる氏の出身地であることと、果肉を切った時の断面にある黒い部分(ポリフェノールの一種のタンニンが固まったもの)が目玉のおやじの目玉のように見えるところから、それと「この品種は輝くだろう」という想いも込められているようです。
旬のカレンダー
9月 | 10月 | ||||
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