あんず(杏)

あんずとは

あんずは、 バラ科サクラ属の落葉小高木で、梅や桃、スモモなどと遺伝的に近 縁にあたります。 原産地はネパールから中国の山東 山西 河北地方の山岳地 帯と言われる説が有力で、 古来中国では 「唐桃 (カラモモ)」と呼ばれ、 紀元前 3000 年頃にはすでに主に薬用として栽培されていたそうです。

あんずは小粒の黄桃といった感じで形は桃とよく似ています。 大きさは品種に E もよりますが、 ウメ程のものからスモモくらいの大きさで、果皮の表面は産毛 # がなく、色は黄色から橙で日光に当たったところが赤みを帯びます。

主な品種には「ハーコット」 「おひさまコット」「ニコニコット」 「信州大実」 「信月」 などの他、 缶詰などの加工に適した 「昭和」 「平和」 「信山丸」 「さつき」 などがあります。

【マメ知識】

種子の核のことは杏仁 (きょうにん) と呼ばれ、漢方では喘息や咳止めの治療 に使われるそうです。旬のカレンダー

6月 7月